2016年8月12日金曜日

マッカーサー元帥 厚木を選ぶ


厚木の残兵は、徹底抗戦の構えで武器を捨てず上陸をさせじと戦闘態勢にあった。

「ここを選んで突入する」マ元帥は厚木をあえて選び突入してきた。
マ元帥は闘将だよ。敵のいない羽田空港を選ぶはずはないんだ。


「ちょっとでも抵抗があって流血の事態になれば、占領政策を強行的に出来る」
と、アメリカの良く使う手法、そしてそれがアドバンテージというやつだ。

ある人に言わせると、真珠湾の奇襲はヤラセだとも言われている。
すでに述べたが「先遣隊は80%の確率で全滅する」と、マッカーサーは覚悟の上での決断だった。

「メルボルンから東京の道は遠かった」有名な彼の第一声。

しかしこの静かな進駐の陰には、「われわれ側近は、こぞって厚木進駐を反対していたにもかかわらず、いつものよにマッカサーは正しかった」随行しているホイットニー将軍の言葉である。

「マッカーサーは東洋を知り、日本人の基本的性格をあまりにも良く知っている。日本の武士道と呼ばれる伝統的な騎士道の精神を知り、また信じていたんだ」と、

また側近のウイロビー少将は、
「日本兵があんなに静かで、無血進駐できるとは全く信じられない」

なんとマッカーサーは進駐時に先遣隊が85%の確率で全滅するものとふんでいた。

「そこでもし一兵でも傷つけられたら、直ちに日本近辺の米軍全航空基地よりB29全機が一斉に攻撃を開始して、空前のジュウタン爆撃を、東京始め全関東にする指令が出ていたんだ」

一触即発の危機があった。